粗砕機とは?用途や買取方法をご紹介!

皆さんこんにちは。

神奈川県藤沢市を拠点に、関東地方や静岡県でプラント設備解体工事・機械据付工事・中古機械買い取りなどを手掛ける芝工業株式会社です。


幅広い分野の工場や現場で使われている機械のひとつに、粗砕機があります。


粗砕機は、大きなものを小さくすることで運びやすくしたり、次の工程で扱いやすくしたりするために使われています。



今回は、粗砕機の役割や仕組み、粉砕機の違いについて紹介します。




■粗砕機とは?


粗砕機とは、大きな物質を小さくするための機械です。

多くの材料を一度に処理することができるので、大型の機械や施設に組み込んで利用されることが大半です。


材料を砕いたあと、サイズや形状によって分類することもできるので、その後の工程において作業時間や労力を節約して、生産性を上げることができます。


それぞれの分野でどのように活用されているかについて紹介します。



建設業・・・


  建設現場で、岩石やコンクリートなどの建設材料を砕いて、建設に必要なサイズや形状に加工された素材を得るために粗使用されます。



採石業・・・


 採石場や鉱山で、採掘した鉱石や鉱石の塊を崩すために利用します。

その後の処理工程で扱いやすい状態にすることができます。



リサイクル業・・・


 廃棄物やリサイクル材であるプラスチックやガラス、金属などを砕いて分別・再利用するために使用されています。



農業・・・


 穀物や飼料の製造工程で、原料を破砕して適切なサイズにするために使わることもあります。



廃棄物処理業・・・

 

 リサイクルできない廃棄物の場合、粗砕機で破砕して細かくすることで容量を減らすことができます。


廃棄物処理にかかるコストや廃棄物を管理するコストを削減することができます。




■粗砕機と粉砕機の違い


粗砕機と粉砕機は、どちらも物を小さくするための機械で、粉砕機括られる器械の一種です。



粉砕機は、どのくらいの大きさに粉砕したいかによって下記のように分類されています。


粗砕機:数m以上→数cm程度まで粉砕

中砕機:数cm→数mm程度に粉砕

微粉砕:数mm→数μm程度まで微細化

超微粉砕:数μm→1μm以下まで微細化


このように本来粗砕機は、粉砕機の中の一種類で、最も大きなものを破砕できるタイプのものを指していますが、粉砕する物質の大きさがかなり違うので、別の機械のように思われています。



次に、粗砕機と粉砕機のそれぞれ破砕の目的や破砕方法の違いについて解説します。



◆粗砕機


粗砕機は、大きなものや固いものを小さくするために使われます。


物質を大きな力で叩いたり、回転する刃やハンマーで砕いたりなど、力強い破砕作業が行われます。


排出物は、数センチメートルから数ミリメートル程度の比較的大きな粒子や欠片になります。



◆粉砕機


粉砕機は、細かい粉末状にするために使われます。


回転するディスクやボールミルなどを使用して、摩擦や圧力によって細かく砕いていきます。


粉砕後は、数ミリメートル以下の非常に細かい粉末状になります。




■粗砕機の種類


粗砕機には、破砕する方法によって大きく3種類に分けられます。



・衝撃式粗砕機


衝撃式粗砕機は、高速回転するローターが物質に衝撃を与えて砕くタイプの粗砕機です。一般的には「インパクトクラッシャー」と呼ばれています。


衝撃によって物質が砕けるため、比較的硬い物質や岩石などの粗大な物質の破砕に適しています。


回転するローターに複数の衝撃子板やハンマーが取り付けられています。

高速で壁に取り付けた反発板とハンマーの間で繰り返し衝撃を受けることで、希望のサイズになるまで砕かれます。


スイングハンマータイプもありますが、固定式が一般的です。



・圧縮式粗砕機


圧縮式粗砕機は、物質を圧縮して破砕するタイプの粗砕機です。


一般的には「ジョークラッシャー」「ジャイロクラッシャー」などと呼ばれています。


機械内部に入った物質は、回転する円盤やプレートなどによって挟まれ、圧力がかかることで破砕します。


強力な圧力を物質にかけることができるので、硬い物質や大きな岩石なども破砕できる強力な破砕力を持つことが特徴です。形状は、円錐型、V字型、ロール型など様々あります。


大きな物質を取り込める広い入口を持っているため、大型の岩石や建設材料などを処理することができます。



・切断式粗砕機


切断式粗砕機は、物質を刃や歯などで切断して破砕するタイプの粗砕機です。

一般的には「シュレッダー」「チッパー」と呼ばれています。


廃棄物処理やリサイクル、木材やプラスチックの処理などの破砕に適しています。


回転する刃の間を物質が通過する際に切断されて細かい断片に破砕します。


切断式粗砕機には、回転式の刃や固定式の刃、クロスカット刃、ロール状の刃などさまざまな形状やタイプの刃を用途に合わせて使い分け可能です。


配置やサイズを調整することで、切断される物質のサイズや粒度を調節できます。




■粗砕機やその他機械の解体から買取までご対応します!



芝工業株式会社では、不要になった破砕機の解体買取を行っています。


解体工事、取り外し撤去工事から中古機械の買取まで一貫対応しています。


一貫対応なので、依頼先を個別に探す手間がかからず、何度も説明を受ける時間、それぞれの現地調査の立ち会いに要する時間も必要なく、最小限の労力で済ますことができます。



また、買取までお任せいただくことによって、廃棄費用も削減可能です。傷がついていたり、メンテナンスが必要だったりなど他の業者では買取不可とされた機械や設備でも買取可能なケースもあります。


その理由は、多くの種類の機械や設備を取り扱っているため、幅広いネットワークを持っており、購入希望の顧客情報を多数持っているためです。


このように一貫対応によって、解体によるコストも時間的コストも削減できるのはお客様にとって大きなメリットといえます。



また、それぞれのお客様のニーズに合わせた細かな対応が可能なのも大きな強みです。


安全第一をモットーに、事前の現地調査は時間を掛けて綿密に行います。


現地調査の結果によっては、大型重機の搬入が難しい場合でも、小型重機の使用や手作業での解体を提案させていただく場合や、薬品工場や化学工事など引火の危険性のある工場では裸火を使用しないといったアドバイスも可能です。


ご希望の点があれば、それぞれのご予算に合わせて対応させていただきます。




■まとめ



粗砕機の機能や種類について解説しました。


粗砕機を含む破砕機はリサイクルや環境保全の観点からも注目が高まっています。


その理由として、物質を破砕して新しい素材へ再利用することで、資源の有効活用を促進したり、廃棄物を削減したりが可能なためです。


技術の進歩によって、リサイクル効率やリサイクル可能な製品も増加しています。


効率の良い作業を行えるよう定期的なメンテナンスを行い、必要であれば最新機種への入替も検討しましょう。



芝工業株式会社では、プラント解体、高所配管ダクト解体、タンク解体、設備解体や中古機械の買取を行っています。


創業より23年間の豊富な経験から得たノウハウを生かしたサービスの提供が可能です。


これまでも多くの現場で、徹底した安全対策と地球環境の配慮を前提としたサービスを行い、設備解体のスペシャリストとしてご満足をいただいております。



破砕機やその他設備の入替や解体を検討される場合は、お気軽に芝工業までご連絡ください。